デヴィ夫人著の「選ばれる女になりなさい」
を読んでみました。
デヴィ夫人といえば歯に衣着せぬものの言い方が
印象的ですが読み進めると貧困家庭で中学しか
出ていないのに自力で語学を習得し,会社員と
水商売を両立しながらも教養を身につけたことなど
様々なエピソードが

書かれてました。
「貧しい境遇に生まれたことをラッキーだと
思っています。貧しさは神から与えられだギフト
でありパワーの源なのです。」
「いつ年をとるのか?それはあなたが挑む気持ちを
なくしたときよ」など人に勇気を与える格言が
たくさん綴られていました。
楽しく読んでいるうちに自分自身がとても
恥ずかしく感じたのです。
天下のデヴィ夫人とワタクシごときを一緒にする
のは恐縮ですが私も貧困家庭で育ちました。
元々,虐待されながら育ちましたが12歳の時に
地方に移住し,両親がおでん屋を始めてから私の
人生はガタガタになりました。
普通なら,おでん屋の何が悪いの?かも
知れませんが当時の片田舎では夜の商売,そして
何となく庶民的な感じのするおでん屋の娘という
のは偏見の目で見られていたのです。
おまけに経費を抑えるため,みすぼらしい文化住宅
に住むハメになっていました。
当時,家に風呂が無かったのは学年で私だけでした。
私の通っていた中学は障害のある一年生の女子を
三年生の男子が集団で暴力をふるい、それを見て
周りが盛り上がるようなところでした。
健常者で家に風呂がないおでんの娘は,それはもう
酷い暴力,虐め,偏見に晒されました。
本当は私立のお嬢さん学校に通いたかったんです。
それなのに,「貧乏人」と言われて人から
見下されるのです。その事で勉強が全く出来なく
なってしまいました。脳が萎縮してたのでしょうか、
TVを見ても全く内容が頭に入らなくなっていたの
です。母は,そんな私を「恥さらし者」と更に
追いつめました。

大人になってからは華やかに生きれましたが
高校卒業後,都会に戻り,会社員とコンパニオンを
やり,大手企業に勤める男性と結婚しました。
20代後半で分譲マンションに住み金銭的には
恵まれた生活が送れました。
だけど本当に自分のやりたい事がわからない.…
女としては幸せですが仕事では,これといった
キャリアがありません。
結構いろいろな資格は
とっていますが、資格を生かすという事は
出来ませんでした。
生活には困っていませんが、自分は何者でも
ないのです。
中学で虐められて勉強が出来なくならなければ
きっと大学までいけたのに…
自分にもキャリアがつめたのにと…
いつも自分の境遇を恨んでいたのです。

この本で勇気がもらえた!
やりたい事や出来そうな事.…
ぼんやりとした輪郭は描けましたが大して努力も
してませんでした。
別に生活に困ってないし,それなりに楽しく
生きていたからです。
だけど,いつも隣りには自分が本当は,どうしたい
のかというモヤモヤした思いがあるのです。
単純だなぁって笑われそうですが,夫人の「歳を
とるのは挑む気持ちをなくしたとき」という格言
にはグッときたのです。

何となくやりたい事も、週に2回くらいは、
やっていたのです。
これじゃあ大成するわけありませんよね。
元々,大成することなんて望んでいなかったのです。
これを無意識の諦めというのかも知れません。
諦めたら何でも,そこで終わり、可能性ゼロ!
だから真剣に取り組む事にしました。
人生,何をするにも遅すぎる事なんてないの
ですから…
何をするにも毎日,1年以上続げたら経験者です。
見えてくるものもあるはずです。
継続は金です。
先ずは続けることです。
人生は自分で切り開くものですからねー
花も実もうある
愛され女子になりましょう✨
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